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スキマビスケ

最近く○忙しい。
(一応食べ物をテーマにしたブログなので伏字にしてみたが、○そ忙しい以外の適した表現が見当たらない。)

パンも菓子もなかなか焼く時間がないくせに、欲求の不満を解消するかのように新たなレシピ本を買いあさり、うきうき眺めているとより一層焼きたい欲が募る、というよくわかんない無限ループに陥っている。

こんなときは、生地だけ仕込んでおいて食べたい時にさっと焼ける、スコーンやビスケットなんかがちょうどよい。
もちろん、冷蔵庫で長らくお待たせしている自家製酵母を使ってあげなくちゃいけない。

ビスケットパン(プレーン)

ビスケットパン、プレーン。
とっておきのメイプルシロップ(といっても、ビンの見た目が気に入って開けずに飾っていただけ)
をたっぷりかける。

外はさっくり、中はしっとり。さらっとめのメイプルシロップがぐんぐんしみこんで、とろけるような食感。
呆れるほどうまいぜ!


参考資料はこれ。
元種の配合が1:1でわかりやすく、ヨーグルトでパワーアップした液種も扱いやすくて好き。
というわけでシリーズ買いしたうちの一冊。

生地作りはクッキー並みの短時間でできるし、発酵は冷蔵庫でゆっくり一晩以上。
二晩三晩と放置しても、それはそれでまたおいしいらしい。そんなおおらかさが忙しいときにはありがたい。
でも結局待ち切れずに一晩で焼いちゃった。


あっという間に食べちゃったので、別日に別バージョンを。

ビスケットパン(チョコ)

ココア生地にくるみとチョコチップ入り。

これはまあ、美味しかったけど、個人的にはプレーンの方が好み。
ココアの味よりも、小麦粉とバターの味をダイレクトに味わいたいのである。


それを踏まえて、昨日仕込んだアレンジ生地がこれ。

全粒粉ビスケットパン(待機中)

全粒粉を100%、バターの半量を発酵バターに。

チョコチップはいらなかったかなあ。なんとなく豆大福のような見た目だ。

実は、パンでも菓子でも、全粒粉のみで作るのはこれが初めてである。
早く焼いてみたいけど、もう一晩くらい置いた方が。
いやでも試しに一個だけ今日焼こうか。

などと、のんきにあれこれ思い悩む暇があるくらいだから、実はそんなに忙しくはないのかもしれない。


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サンノンを目指して

自宅最寄り駅前に、一軒の喫茶店がある。

私は心の中で「有象無象の集う店」と呼んでいる。

もともとは若い女性をターゲットにしていると思われる某チェーン店なのだが、我が町のその店の中心的客層は

ブレンド一杯注文して競馬新聞を読みふける中高年男性
とか
ブレンド一杯注文してひたすら煙草をふかす中高年男性
とか
ブレンド一杯注文して読み物も喫煙もせずにひたすら宙を眺める中高年男性
である。

私も病院の待ち時間中などのちょっとした時間つぶしに立ち寄ることがある。
しかし、彼らのようなストイックな注文はどうしてもできず、お茶一杯のつもりでいても必ずお茶受け的な一品をつけ足してしまう。

それが「サンノン」という名前の焼き菓子。
直径4~5cmくらいのプレーンな厚焼きクッキーで、バターの風味とほろほろとした食感が実に私好みなのである。

家でクッキーを焼く時も、基本的にはこのタイプのものを目指しているのだが、なかなか理想通りにはいかない。


ほろほろ狙いクッキー


サンノンの原材料には「アーモンド」の記載があり、おそらくアーモンドプードルのことだと思うので、アーモンドプードルを使うレシピを中心に検索して試している。
今回は、単純に甘すぎた。

レシピのバターが有塩だったのにうちには無塩しかなく、そのかわり塩をひとつまみいれたのだが、足りなかったっぽい。

ほろほろの食感は、型抜きとかしてる時点でもはやあんまり期待できない(捏ねて延ばしての過程で生地が締まる?)のではないかと思う。
でも、せっかく買った抜き型を使ってみたい欲求に負けてしまった。





パズル型かわいい。





次回は砂糖を控えて、生地を捏ね過ぎずぎりぎりまとめて厚切りのアイスボックスクッキーにして、焼きも極力甘めにしてみよう。

と思うのだが、バターをたくさん使う菓子はいくらカンタンでもお財布と体重に響くので、たぶんしばらく作らない。


ちなみに、今までで一番理想のほろほろに近かったクッキーは、ホットケーキミックスとバターをビニール袋で捏ねて焼くだけ、という超手抜きレシピによるものだったことはナイショである。


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タワーリング・パンフェルノ


逆光の中そそり立つ、謎の物体。

トヨ型パンである。

大好きショップの馬嶋屋さんがセール中だったため、以前から気になっていた


を、思い切って購入。

値段よりもむしろ、しまう場所に頭を悩ませる今日この頃だ。
またかさばる型を買ってしまったヨ。

欲張って大きいサイズを買ったものの、世に出回るレシピのほとんどが小サイズ向けのため、生地量の目安が分からない。
粉量250gとか300gとか諸説あるので、とりあえず少なめの250gで試し中である。


上の写真は、おうちでのーんびりたのしむ『自家製酵母パン』の本の「全粒粉ロール」の生地で焼いたもの。
一次発酵が足りなかったせいか、やっぱり生地量が足りなかったのか、型いっぱいまで膨らまず、自立できていない(布巾をはさんで無理やり立たせてる)。
だけどなんかとてもふわふわ。とてもおいしそうな予感。


トヨ型パン全粒粉ロール

断面。
ふわふわだけど同時にしっとりとして、ロールパン生地のリッチさが、さらに濃縮されているかんじ。
蓋つきパン型の魅力が全開の仕上がりだ。
あとは自立するだけだ、頑張って自立しようね。




二回目の挑戦。

粉量は250gのまま、じっくり発酵を待ってみる。
今度は型の隅まで膨らみ、自立もした。

が、しばらく経つと倒れていた。惜しい。

トヨ型渦巻きパン・ド・ミ

断面。
いまや常連になった「自家製酵母」のパン教室の「パン・ド・ミ」レシピ。
半量の水分を夫御用達の充○野菜に置き換え、うずまきパンに。
もっとうずまかせればよかったなあ。これまた惜しい。


そんなわけでまだ使いこなせてはいないが、評判通りの優秀なトヨ型。
翌日まで柔らかいパンが焼けるし、蛇腹模様のおかげで均等に切れるし、なんとなく見栄えもいい。

かさばる型だけど、取り出しやすい場所にしまうことにした。
棚の肥やしにならないように。


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