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焼いてません


7月の菓子づくりの会。

のことを書こう書こうと思っていたら8月になってしまった!
記憶を手繰り寄せ書きまーす。

夏向けに焼き菓子は封印し、水菓子を作ることにした。
ぱっと思い浮かんだのが一部で話題の水信玄餅。



本物の水信玄餅
本物画像

あまりに儚すぎて現場でしか食べられないというコレの再現レシピがクックパッドその他にたくさん載っているが、言っちゃあただの水だし、あっという間に出来ちゃって間が持たないし、これ作るためだけに球状の型買うのも嫌だし(←これが一番の理由)

ということで、具を入れることにした。
具を入れる時点で本物の口に入れたとたん崩れるといわれるふるふる食感は捨てなければならなくなった。
ここからなんちゃって菓子研究家の迷走、そして妥協の日々が始まった!


試作品第一弾。
試作その1


土台のゼリー部分はクールアガーで作ることに決定し、浮身を寒天で作った。
時間が経ったら溶けてしまった。写真がピンボケみたいになっているが実物自体がボケているのである。
金魚の抜き型も自作したが、なんかおたまじゃくしみたい。次行こう次ー!


課題はぼやけない具を作ること。
土台に味がないので、できれば味のある具がいい。

よし、ねりきりを作ろう、つくったことないけど!

ねりきり第一作は、簡単レシピ(ねりきりのくせにほとんど練らない)を選択したせいでべたついて失敗。
2回目でやっと扱えるシロモノになった。

ねりきりプレーン
ちゃんと練ったねりきり


ねりきりに何で色を付けるかも悩みどころ。
なるべく天然の素材で行こうと思い、最初は
抹茶・イチゴパウダー・ブラックココアで。

ねりきりおいしいバージョン

味はおいしいけど色がぼやけている。それにイチゴはパウダーのべたつきで第一作同様の扱いにくさ。
抹茶だけ採用し、あとは色素で色を付けることにした。


水草は抹茶の色がちょうどいい。こんなかんじでざるに押し付けぶにゅっと出す。
昔こういうのあったな。人形の内側に粘土詰めて毛穴からぶにゅっと出してハサミで切る美容師さんごっこのおもちゃ。イケてる髪型にはどうしてもできなかったけど。


金魚の抜型も改良。右の旧作よりおたまじゃくし感はなくなったのではなかろうか。

金魚抜型抜き型金魚


ねりきりにかまけすぎてだいぶ時間がかかった末の試作第二弾。

試作品第二弾

うーん。金魚にもっと立体感がほしい。
それにねりきりが水分を吸ってしまって食べるころには完全に液状化してしまう。

水を吸うのは仕方ないけど、少しはねりきりの食感も残したいなあ。

よし、型抜きやめた!手びねりしよう!

そしてちまちま丸めて竹串でちまちま刺したりつまんだりして

手びねり金魚

立体金魚完成。
そして試作第三弾。もうこれでキメたいぜ!


決定稿


うん。まあいいんじゃねえのこれで!

だってこれはあくまで一例。菓子会では前回好評だった自由時間を設けるつもりなので、おさらいでしかこの通りに作らないし。

添えてある黒蜜も手作り。現場でも作ろうと思ったけど自由時間確保のために事前に作ったものを持ち込み。

黒蜜づくり手づくり黒蜜

手作りっつっても黒糖煮詰めるだけだからね。


そして菓子会当日。
あ、暑い。うだる。
涼しげな菓子といっても作っている間は涼しいわけじゃない。
でもクーラーつけてなんて言わないよTちゃん。だって私だって今これ書いてる8月でも扇風機でやり過ごしているさ。

自由時間になるころ外が暗くなり、やっと暑さも落ち着いた。
皆のテンションも若干上がる中、思い思いにねりきり細工。

秋野菜盛り合わせフルーツ盛り合わせ


これは私の。
食玩気分でいろいろ作ったのを適当に詰め合わせ。なんかお盆っぽいじゃん。
普通だね普通。

そして予想通り、予想の上をいく個性を発揮するTさんとTちゃん。

Tさん作品

Tさん作。
ハートかわいいね。でも隣の青いのなんだろう。ポケモンかな。
青い球をああ、沈んじゃう沈んじゃうよお!と言いながらちりばめていたけど、沈まなかったら何か違ったんだろうか。

Tちゃん作品

そしてTちゃん作。
平たい鳥のようなもの。これもポケモンかな?
本人曰く、雨の中の鳥、ということらしい。とても風流なイメージ。
となりの緑の目玉焼きはひまわりのイメージだった、と爆笑しながら教えてくれた。
うんわかるわかる。私もなんだこれ笑うしかねえ!ってことよくあるもん。


アガーで作ったゼリーはとても透明度が高く、個性あふれるねりきり細工がとてもよく映える。何を浮かべても面白くなりそう。レッツチャレンジですよみなさん!

試作中、ねりきり細工に行き詰ったときに気分転換に


ストックの煮りんご詰めたりもしました。ゼリーに入れればなんでも涼しげ。



そんなわけで、菓子会がなんとか無事終わり、ひたすら水菓子ばかり作っていたのでしっかり甘いものが作りたくなった。

ねりきりで使った白あんが余っているのでうまいこと消費したい。

そんなわけで私がこよなく愛しすぎてる仙台銘菓萩の月

偽萩の月

の、バッタもんを作った。
生地にもカスタードにも白あんが入ってしっとりおいしい。特に白あんカスタードは癖になりそうなお味。

ちなみに、これも焼いてない。蒸し菓子です。

焼かない菓子といえば最近はまってるミルク餅。かんたんうまい。

ミルク餅

片栗粉だと作ってすぐ食べないと固くなってしまうそうで、私はたまたま在庫があったタピオカ粉で作っております。牛乳好きにはたまらん。



さて、次回の菓子会は10月の予定。
時間もあるし、次は見切り発車はやめて盤石なメニューでお送りしたい!
と思っているとかいないとか。



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