めっきり涼しくなったなあと思ったらあっという間に寒くなった。
夏場でさえ3~4時間はかかっていた自家製酵母パンの発酵時間が、6時間、8時間、12時間とうなぎのぼりに増えてゆく。
そろそろ温度対策をしなければ。
というわけで、簡易発酵器を作りました。
発泡スチロールの箱は、職場(某かに専門店)にて入手。
築地にある十一屋さんというおいしい漬物屋さんの、おいしい漬物が入っていた。
「このハッポー(スチロール)、もらってもいいですか」
「いいですけど、漬物臭いですよ」
「かに臭いよりはマシです」
「それはそうですね」
というやり取りを、調理場主任と交わす。
この中に、ぎりぎりシーズンオフでバカみたいに安かった湯たんぽ
当時(ほんの2~3週間前)は税込み204円だった。 |
を入れ、
昔々チョコレートのテンパリング用に購入したものの、ほとんど出番がなかった温度計を突き刺したら完成。
…かと思いきや、発酵の具合を確かめるのにいちいち蓋を開けるのは手間だし、温度が下がってしまうし、何よりハッポー(スチロール)の擦れるキュコキュコという音が耳障りだなあ。
と、入浴中に湯船の中で思い至り、風呂から上がるやバスタオル一丁でプチ改良。
これが、開いたまま入る広さ。 さすがに天板は入らないが、型に入れて焼くタイプのパンなら二次発酵までこの中でイケる。 |
レンジの発酵機能を一切使わずに、寒い冬を乗り切ることが目標。
適温に保たれたハッポー(スチロール)の中で気持ちよさそうに発酵しているパン生地を見ていると、一緒にこの中に入りたくなってくる。
ふわふわのパン生地の上に寝そべりながらのんびり読書とかしている自分の姿を思い浮かべ、つかの間の妄想タイムを楽しむのであった。
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