モンキーブレッド。
クグロフ型を手に入れたら一度は焼いてみようと思っていたのだ。(いわゆる「クグロフ」という名の、ドライフルーツたっぷりの菓子パンにはあんまし興味がない)
小さく丸めたパン生地に、溶かしバターに砂糖をどかどか入れたシロップを、これでもかと親の敵ほどに絡めに絡め、型にぽんぽん放り込んで焼き、手でむしりながら食べるという、どうしようもなくアメリカンなスタイルのパンである。
粉は1CWを100%使用。
うちの型が18cmなのに対しレシピは17cm型の分量だったので、1CWの釜伸びの良さに期待したのと、どうせこんなに砂糖まみれになるんだからいい粉を使う必要もないだろう(決して1CWが悪い粉だというわけではないが、比較的安価だから)という、めずらしく明確な動機。
前々回の記事で、熱伝導の良いブリキなどの型にハマっていると書いたが、このクグロフ型は迷った末、シリコン加工のものを購入した。
凹凸が多いからか、クグロフ型の場合は型離れの良いシリコンが一般的らしいという情報による。
たしかに型離れはとてもよかったが、やっぱり底と芯の焼きがちょっと甘くなってしまっているなというかんじ。
ただこのパンに関しては、むしる場所によってカリカリだったりしっとりだったりと違う食感が楽しめるという、ひょうたんからコマな展開になった。
夫はひとむしり食べて
「ふん、アメリカだな」
と、反米思想丸出しのコメントをしておきながら、食卓を通りかかるたびにひとむしり、またひとむしりとつまみ続け、あっという間に
こんな状態になってしまった。
翌々日くらいまでそのまま食卓に放置していたが、べったりシロップのコーティング効果か味はほとんど落ちることはなく、通りすがりに食べるという食べ方を最後まで貫き、完食。
「まあ、アメリカ人だったらおやつ一回分なんだろうな。だからどいつもこいつもブクブクブクブク…」
夫の反米コメントは以下略とさせていただきます。
そんな食い散らかし系おやつパンだけでは心許無かったので、同時にバンズも作った。
丸めた生地をイングリッシュマフィン型に入れ、ぎゅっと押しつぶすついでにカイザースタンプ(うずまきバージョン)でもってぎゅぎゅっと型押し。
でもどうしても高さが出過ぎてしまって、具を挟むとあごが外れそうなバーガーが出来上がってしまう。
調べてみると、生地をちゃんと麺棒で延ばしてから型に入れるといいらしい。今度はそうしてみよう。
このバンズは、はるゆたか100%品を初使用。
「幻の粉」という謳い文句に踊らされて、もったいながって開封せずにいたが、そんなことして期限が切れたらアホみたいと思ってついに使ってみた。
まあ、確かに、おいしいかも。舌がバカなのでこの程度の感想になってしまうが。
しっかりして噛みごたえがあるが、噛んでて途中で飽きてしまうようなことがないのは、粉のおいしさのおかげなのかもしれない。
なんかの拍子で安くなったらまた買ってみてもいいかもなと思った。やすくなったらね。
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